過去のトラウマから、自分がマイノリティだということを隠して生きてきたカナ。
誰にも打ち明けず、ひとり抱え込んでいたが、友人に連れられ参加した大学の合コンで女の子サイドに混ざってやってきたのは、自身がゲイだと平然と打ち明けるケーゴ。
印象は最悪、相容れないふたり。
出会い、交わり、対峙してはじめて気づく感情。
不器用で臆病なふたりの、止まっていた時が動き始める。
もどかしくて切ない、傷を抱えた恋人未満な男子たちの等身大の恋物語。
心と身体が交わり、孤独を解く――
扇情的な言葉で紡ぐ、久喜わかめデビューコミックス